書評って言葉が好きになれない。永遠に読書感想文を書いていたい。そんな人生。
古川武士さんの著書である『書く瞑想』という本を読みました。
なんで読んだのか
基本的にメンタルが終わっているので(言い方を本当にやめなよ)、「整理する」「整える」などというワードに弱いです。
ジャーナリングを試していたものの、なんか「思いついたままに書けと言われましても…」という感じで続かず、どうしたもんかと思っていました。
思考の整理やジャーナリングに関してはYouTubeやインターネットで調べることもできる時代ですが、ただでさえカオスな脳内に誰かわからない方の音声や熱のこもった情報を入れることは混乱が混乱を読んでしまうため、静かに自分のペースでインプットできて、かつさまざまな人の手が加わっている「書籍」という媒体に一定の信頼を置いています。(さまざまな人の手が加わることが良いことなのかどうかは別の話なのでさておき)
そのため、もともとこの手の類の本は手に取ってペラペラめくることが多いのですが、下記に該当するものは読まないというネガティブチェックで読む本を選ぶことが多いです。最悪な人間です。
<ネガティブチェック項目>
- 目次やパラパラめくった時点で内容が胡散臭い
- amazonの感想が4.0以下(結構内容が偏っていそうな気がしちゃう)、評価件数が50件未満
- 過激すぎてメンタルえぐられそうな直観が働くもの
本来であれば自分の目で確かめろよという話ですが。人の意見に流されまくりな人生ですので………
今回は気になった上に上記もクリアしていたので、購入しました。
どんな感じだったか
読書感想文としてはありえない、ざっくり内容まとめをします。しかも私なりの理解なので著者の意図の通りではない可能性がある。でも本ってそういう要素あるからしかたない。そのへんは割り切り。
- 毎日自分の感情を「放電(ネガティブな感情になったこと)」「充電(ポジティブな感情に以下略)」という形で箇条書きにする。+自分と対話するイメージでそれぞれの出来事について深堀したり、なんでこの出来事がネガティブに感じられたのか?を書きだす
- 月一で、再度「放電」「充電」の観点から一か月分のログを見返す。放電、充電それぞれにどういった傾向があるのかをつかむ。充電要素を増やしていくことが目的。
- 3か月に1回振り返る(この辺からちゃんと読んでない)(読めよ)
- 充電要素の中に自分の軸が隠れていることがあるので、(この辺ちゃんと読んでない)(読めよ!!!!!)振り返りを続ける中で軸を見つけ出してビジョンを立てる。三年先くらいが現実的でよい。
- このサイクルを一年続ければ人生を変えることができる。(この辺はほんまに流し読みしちゃった)(本当にすみません)
かなり顕著ですが、三か月に一回の振り返りあたりからお話が遠くにいっていく感がありさらーっと文字をなぞるだけな感じになってしまった。
著者が「習慣化コンサルタント」という肩書を持っていて、最終的には書くことで充電要素の習慣を増やしていって、人生変えましょう的な展開になっているので、だんだん話が遠くに行ってしまう感じ、はあっていたんじゃないかなと思う。知らんけど。知らんのかい。
上述した通り、「人生を変えたいんだ…!」というわけではなく、あたまがごちゃごちゃしすぎていて落ち着いた生活を送れないことに苦労していたので、その目的を達成する分には序盤のデイリーでの記録(1か月ごとの振り返りは面白そうなのでやろうと思う)までで十分かなあという感じです。
そんな思いで読み進めていたら、最後のほうに「全部やる必要はなくて、状況や必要に応じてやってみてね」的なお話があって、めちゃくちゃいい方やん…………好き、となった。(ちょろ)
最後のほうかなりスピってる感じが出てきたけれど、そもそもタイトルが書く「瞑想」なのでタイトルの通りだから、別にそのあたりも違和感はありませんでした。流し読みで何様意見だお前は。
役に立った・勉強になったこと
これを読んで、さっそく毎日の記録はつけ始めています。一か月くらいたつかな。
個人的には、放電・放電セルフトーク(深堀)・充電・充電セルフトークというざっくりした枠組みがあることで、ひたすら考えを書きだそうというジャーナリングよりも考えが浮かんできやすくなりました。
わたしは最近はやりのHSPのケがあるので(ほんまにこれこのワード死ぬほど使いたくないよね、わかります)、感情の振り返りができることが非常にありがたい。で、なんでこの言葉にちくっときたんだろう?という深堀ができるのもいい。
15分程度で書きましょうとなっていて、え、できるん…?と思ったけど、意外とできる。ちなみに最初小さめのノートにつけてたら無限に書いてしまうのでいまはほぼ日カズン使って書いています。
あと、書いていることに価値を感じられるようになった。ジャーナリングのときは「あーくそねむい」とか書いちゃってて、これ書く意味ある…?って罪悪感感じてたから……(?)
何で頭の中がごちゃごちゃになっているかによって、向いている書き方が変わるのかもしれない。タスクとかだったとしたら、これはちょっと違うのかも。私の場合は感情という部分でどんぴしゃだったので、この放電/充電という考え方がしっくりきた。
また、話の本筋とはあまり関係ないかもですが、下記のフレーズや内容はちょっとしたおニューの気づきだった。そういう観点で見てなかったなあ、的な。
・1日の1%にあたる時間は15分(一日1%でも行動を変えよう、と思ったら、15分新しいことをすると考える)
・習慣化するとき、最高(一般的にいう習慣化したい通常の状態:一日一万歩、とか)と最低限(万歩計で歩数を測る)を決めておく
二つ目は習慣化に関するところでよく出てくる話ではありますが「スモールステップから始めよう」ではなく、続けるにあたって最低限の目標をクリアすることでもオッケー!という考え方でいよう、という話だったので、ああ確かにとなった(激浅感想)
さいごに
読んでよかったなあと思います。結構この型をベースに書くことがしみついてきて、将来のビジョンマップが~とかまでは求めていないので、ずっと手元に置いておくかは微妙なところ。
全体的に落ち着いたトーンで書いてくださっているで、読みやすかったです。(海外の翻訳だと急にめちゃくちゃ熱かったり、温度感に距離を感じてしまうときなどもあるので、読みさすさは大切だと思っている)
自分の感情を押し殺していることが多いので、15分だけでも、自分で自分の愚痴を聞いてあげたり、自分をほめてあげたりできる時間がもてるのは自分としてはありがたいなあと思いました。
作文!?©銀魂
作文です!!!!!!!!!!
おしまい
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